国道６号線

路線概要

• 区間
• （国道東京〜）いわき〜楢葉〜富岡中央一丁目〜双葉〜国道原町〜相馬〜山元〜亘理〜藤浪（〜岩沼市役所入口〜飯野坂〜仙台）

• 複線区間（宮城県内）
• 全線

• 概要
• 東京より茨城県水戸市を経由して岩沼までを結ぶ路線で、宮城県道鉄道は宮城県内区間の駅や新地山元駅の設置、列車の運行およびいわき〜上平南口間の列車（快速以上）の運行を担当しています。
• 担当は名取営業所です。

沿線風景

• 磐城木崎は福島県道鉄道管轄、上平南口は宮城県道鉄道管轄です。新地山元は福島県にある駅ですが、特例で宮城県道鉄道管轄です。
• このあたり、森林がずっと続きます。建物はまばらです。
• 坂元南口を過ぎると坂元の町が見えてきて、田園地帯になります。
• 坂元入口から再び森林地帯になりますが、すぐに田園地帯になります。このあたりは畑も多いです。
• 宮城病院前で角田山元線が合流してきますが、坂元入口で角田山元線は当路線の下をくぐっています。
• 田畑の中を進むと、左手に山元ニュータウンが見えてきて、それを過ぎると小高い丘に登り、山元町役場が見えてきて、山元に至ります。
• 山元から浜吉田方面の列車に乗り換えることができます。
• 丘を過ぎると再び田畑が広がるところに出ます。鷲足で山下からの列車が合流してきます。
• 磐城小平から国鉄常磐線が伸びていますが、常磐線へは山元からしか乗り換えできず、さらに仙台方面しか行けません。
• 今後、相馬方面へ延伸されると、常磐線の一部区間は当路線に移管されることが決まっております。
• 磐城小平で吉田浜山元線、角田山下線が、磐城大平で半田山下線が分岐します。
• 集落は東西に散らばっており、当路線はそのほぼ中間あたりを走ります。
• 亘理町に入っても田畑の風景は変わらず、再び左手にニュータウンが見えてきます。あちらがサニータウンです。
• 亘理の町が見えてきたら、当路線は西側の丘陵地へ登ります。山元同様、町を迂回します。
• 丘陵地の森林地帯を抜けると国道亘理に到着です。ここから塩釜亘理線、亘理大河原川崎線が分岐、塩竈、多賀城、大河原、村田、川崎方面はお乗換えです。
• なお、相馬亘理線は塩釜亘理線に乗り入れて国道亘理に合流します。その路線は当路線より海側を走ります。
• さざんかが咲く亘理公園を過ぎて、森林地帯を抜けると西側に山、東側に田園地帯の場所に出ます。
• その山と田園地帯の間に細々と集落があります。
• 亘理口から亘理村田線が合流。この路線は大河原ではなく槻木を経由して村田に至ります。
• ＪＲ常磐線の陸橋を渡るとすぐに亘理村田線が分岐。西側は逢隈駅前の住宅団地になっています。
• ここから終点・藤浪まで田園地帯が続きます。
• 中泉南で荒浜港今泉線が合流。亘理インター線が分岐していきます。
• 今泉と藤浪の間で阿武隈川を渡り、岩沼市に入ります。岩沼市に入ると建物が増えていき、国道４号線に合流します。全列車、国道４号線に乗り入れます。

歴史

• 1885年頃：国道鉄道（国鉄）の路線として開業。当時は国道１５号線として東京〜仙台で開業。
• 1920年頃：国鉄の路線再編により、国道６号線と名前が変わる。
• 1932年7月：阿武隈橋完成に伴い、今泉〜阿武隈間の経路が変わる。停留所設置廃止は無し。
• 1963年12月：国道４号線から竹駒稲荷〜梶橋間が当路線に移管される。
• 1964年頃：国道新地周辺の経路が変わる。磐城木崎〜磐城高瀬間の経路が変わる。坂元上平南口（現・上平南口）、坂元上平（現・磐城上平）、磐城高瀬各停留所移設。坂元町〜山元（現・宮城病院前）間を丸森山元線（地方4号線）に移管。坂元上平北、坂元町堤入、坂元町南各停留所廃止。坂元中学校口、国道坂元、坂元入口、国道坂元北口、真庭各停留所を設置。浅生原〜鷲足間の経路が変わる。浅生原停留所を移設。作田山（現・山元）、国道山寺、山下中学校前各停留所を設置。浅生原〜南山下間廃止。南山下〜鷲足間を山下停車場線（地方41号線）に移管。
• 1964年3月：逢隈神宮寺〜逢隈下郡間の経路が変わる。亘理口停留所設置。逢隈上郡停留所移設。逢隈上郡安久戸、逢隈駅前各停留所廃止。
• 1965年頃：吉田中原（現・磐城中原）〜長瀞関下（現・磐城関下）間の経路が変わる。吉田大畑停留所廃止。
• 1966年頃：磐城小平〜吉田中原（現・磐城中原）間の経路が変わる。磐城大平、山下第一小学校入口、国道八手庭各停留所設置。磐城小平〜八手庭間を浜吉田停車場線（地方42号線）に移管。八手庭〜吉田中原間廃止。
• 1971年12月：亘理南口〜亘理口間および逢隈下郡〜今泉間の経路が変わる。亘理南町南、亘理南町、亘理上町、亘理中町、亘理小学校前、亘理中央、逢隈田沢北、逢隈学校前、森房、逢隈郵便局前、逢隈中泉上の町、逢隈中泉上の町北各停留所廃止。亘理五日町〜亘理口間を亘理停車場線（地方45号線）に移管。亘理卑下入口（現・卑下入口）、亘理舘南（現・舘南）、国道亘理、亘理祝田（現・祝田）、亘理公園、国道逢隈鹿島、国道逢隈神宮寺（現・国道神宮寺）、国道逢隈十文字（現・磐城十文字）、国道逢隈牛袋（現・国道牛袋）各停留所設置。逢隈中泉南（現・中泉南）〜今泉間を荒浜港今泉線（地方46号線）から移管。
• 1972年頃：今泉〜阿武隈〜梶橋間廃止。今泉〜藤浪間開業。国道４号線に藤浪で接続するようになる。（旧）阿武隈、（旧）藤浪、岩沼本町、竹駒稲荷、岩沼中央一丁目、亀塚口、梶橋南各停留所廃止。岩沼中央二丁目〜岩沼中央三丁目間を岩沼停車場線（地方47号線）に、岩沼中央三丁目〜岩沼中央四丁目間を岩沼蔵王線（地方34号線）にそれぞれ移管。
• 1981年頃：阿武隈橋の架け替えにより、今泉〜藤浪間の経路が変わる。停留所設置廃止は無し。
• 1994年4月：国道鉄道（国鉄）の事業効率化に伴い、高速路線を除く全路線の駅設置、保安、および列車運行を各都道府県道鉄道に委譲。このことにより、当路線の上平南口＝藤浪間は宮城県道鉄道に移管。
• 1998年4月：都府県をまたぐ快速列車などの運行を各都道府県鉄道が共同で運行することになり、いわき＝上平南口間の快速以上の列車の運行を福島県道鉄道と共同で運行するようになる。
• 2010年4月：宮城県道鉄道全路線で駅位置見直し、線路付け替え、スイッチバック解消対策が行われる。この改革により駅の位置が開業時とは異なる位置になっている駅もある。

ダイヤ

旧道

• 磐城木崎＝宮城病院前間
• 磐城木崎＝宮城病院前間は開業時は現在とは異なった経路で、磐城木崎＝上平南口間は十三奉行溜池に沿う経路で、新地山元から先は現路線の東側に入っていき、上平の集落を通り、坂元中学校口付近で現路線と交わり、坂元の集落に入っていき、坂元の集落からは角田山元線（44号線）の経路で宮城病院前に出ていました。
• 現在は磐城木崎＝坂元町間は廃線。坂元町＝宮城病院前間は角田山元線（44号線）に移管。磐城木崎＝新地山元間は線が撤去されて代わりに代行バスが走っています。

• 浅生原＝鷲足間
• 浅生原＝鷲足間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の東側を通っていました。
• 現在は浅生原＝南山下間は廃線。南山下＝鷲足間は山下停車場線（121号線）に移管。浅生原＝南山下間は線が撤去されていて、代行バスが走っていませんが、山元町のバスが走っています。

• 磐城小平＝磐城中原間
• 磐城小平＝磐城中原間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の東側を通っていました。
• 現在は磐城小平＝八手庭間は吉田浜山元線（224号線）に移管。八手庭＝磐城中原間は廃線となって、代行バスが走っています。

• サニータウン＝磐城関下間
• サニータウン＝磐城関下間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の１つ西側を通っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 亘理南口＝亘理口間
• 亘理南口＝亘理口間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の東側を通っていました。
• 現在は亘理南口＝亘理五日町間は廃線。亘理五日町＝亘理口間は亘理停車場線（122号線）に移管。亘理南口＝亘理五日町間は線が撤去されて代わりに代行バスが走っています。

• 亘理口＝磐城下郡間
• 亘理口＝磐城下郡間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の北西側を通っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 磐城下郡＝今泉間
• 磐城下郡＝今泉間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の西側の阿武隈川に近い場所を通っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 今泉＝藤浪＝梶橋間
• 国道４号線の岩沼市内の経路変更に伴って一時的に移管された区間で、1963年12月〜1972年頃の約9年間のみ当路線だった区間です。
• 今泉から阿武隈橋を渡り、１つ西側を経由して国道４号線を渡り、そのまま直進して竹駒稲荷、岩沼停車場線（124号線）、岩沼蔵王線（25号線）を経由して梶橋に至る路線でした。
• 現在は今泉＝岩沼中央二丁目間および岩沼中央四丁目＝梶橋間は廃線。岩沼中央二丁目＝岩沼中央三丁目間は岩沼停車場線（124号線）に、岩沼中央三丁目＝岩沼中央四丁目間は岩沼蔵王線（25号線）にそれぞれ移管されています。藤浪＝岩沼中央二丁目間および岩沼中央四丁目＝梶橋間で代行バスが走っています。

代行バス

• 坂元線（坂元駅〜坂元町〜上平〜新地山元）
• 亘理八手庭線（亘理駅〜亘理南町〜長瀞〜吉田大畑〜磐城中原〜八手庭）
• 亘理今泉線（亘理駅〜亘理口〜安久戸〜磐城下郡〜逢隈小学校前〜上の町〜今泉）
• 岩沼阿武隈線（岩沼駅〜竹駒稲荷〜藤浪一丁目〜阿武隈一丁目）

停留所一覧