国道３４６号線

路線概要

• 区間
• （仙台〜）根廻〜鹿島台中学校前〜南郷〜国道涌谷〜米山〜佐沼〜中田〜東和〜大籠〜本吉〜本吉東口（〜気仙沼）
• 松島北インターへの連絡線
• ロックタウン鹿島台支線

• 複線区間（宮城県内）
• 全線

• 概要
• 松島町の根廻より大崎市、美里町、涌谷町、登米市、岩手県一関市藤沢大籠地区を経由して気仙沼市までを結ぶ路線で、宮城県道鉄道は全区間の駅の設置、列車の運行を担当しています。
• 担当は仙台営業所です。

沿線風景

歴史

• 1920年頃：宮城県道鉄道の以下の路線として開業。
• 仙臺涌谷線（根廻〜涌谷間）
• 狼河原佐沼線（佐沼〜東和間）
• 米谷津谷線の一部（東和〜本吉間）
• 志津川氣仙沼線の一部（本吉〜気仙沼間）

• 1931年頃：鹿島臺木間塚〜（旧）南郷（現・南郷総合支所前）間の経路が変わる。木間塚竹谷、（新）南郷、二郷慶半（現・慶半）、二郷神社前、二郷後袋（現・後袋）、二郷高玉（現・高玉）、南郷中学校前各停留所設置。木間塚本地、木間塚台畑、木間塚原、木間塚中央各停留所廃止。（旧）南郷を南郷村役場前に改称。

• 1936年頃：路線名が以下のように変わる。
• 十七號線（根廻〜佐沼間）
• 八號線（佐沼〜気仙沼間）

• 1949年頃：災害により錦桜橋が落橋。それに伴い、錦織口〜錦織芝山（現・陸前芝山）間の経路が変わる。停留所の設置廃止は無し。
• 1952年頃：涌谷大崩（現・大崩）〜小里間の経路が変わる。涌谷猿手（現・天平ろまん館）、小里菅の沢各停留所設置。黄金橋、成沢各停留所廃止。
• 1954年12月：当路線が仙台気仙沼線（幹線7号線）と改称。
• 1963年頃：錦桜橋が落成。錦織口〜錦織芝山（現・陸前芝山）間の経路が変わる。停留所の設置廃止は無し。
• 1967年頃：佐沼錦〜東佐沼間の経路が変わる。北散田停留所設置。佐沼錦〜佐沼五日町間廃止。佐沼小学校前停留所廃止。佐沼五日町〜東佐沼間を佐沼築館線（幹線13号線）に移管。
• 1971年頃：当路線が仙台気仙沼線（幹線3号線）と改称。鹿島台木間塚〜涌谷柳町間の経路が変わる。木間塚出町（現・陸前出町）、木間塚西沢（現・陸前西沢）、木間塚長沢、木間塚阿久戸（現・阿久戸）、国道大柳、南郷高校前、（新）南郷、国道練牛、涌谷下道、涌谷浦町、長柄町各停留所を設置。鹿島台木間塚〜（旧）南郷（現・佐野）間を石巻鹿島台大衡線（幹線32号線）に、（旧）南郷〜和多田沼間を鳴瀬南郷線（地方96号線）に、和多田沼〜桑木荒間を涌谷三本木線（地方100号線）に、涌谷中央公園入口〜涌谷柳町間を国道１０８号線にそれぞれ移管。桑木荒〜涌谷中央公園入口間廃止。渋江、新町裏各停留所廃止。
• 1975年4月：当路線が国道鉄道（国鉄）に移管され、国道３４６号線と改称される。
• 1989年頃：幡谷〜国道竹谷間の経路が変わる。品井沼大橋停留所設置。
• 1992年頃：国道４５号線の経路変更に伴い、松崎馬場〜気仙沼間が国道４５号線から移管される。
• 1992年11月：国道練牛〜涌谷黄金迫（現・黄金迫）間の経路が変わる。国道涌谷、涌谷南口、洞ヶ崎、天平の湯、涌谷高校前各停留所設置。国道練牛〜涌谷大橋間は涌谷田尻線（地方125号線）に移管。涌谷大橋〜涌谷黄金迫間廃止。涌谷元涌谷、涌谷馬場崎、涌谷龍淵寺各停留所廃止。
• 1994年4月：国道鉄道（国鉄）の事業効率化に伴い、高速路線を除く全路線の駅設置、保安、および列車運行を各都道府県道鉄道に委譲。このことにより、当路線の全区間は宮城県道鉄道に移管。なお、当路線は岩手県区間を含むが、岩手県道鉄道は同区間の線路の保守のみで、その他の管理は宮城県道鉄道が行う。
• 2000年頃：国道４５号線の経路変更に伴い、津谷松尾〜本吉東口間が国道４５号線から移管される。
• 2003年12月：米川口〜西上沢間開業。米川口〜米川小学校口間を国道４５６号線に移管。米川小学校口〜米川中嶋間廃止。米川中嶋停留所移転。米川小学校前停留所廃止。米川根方停留所新設。
• 2004年頃：ロックタウン鹿島台支線鹿島台木間塚〜木間塚出町（現・陸前出町）間開業。ロックタウン鹿島台停留所設置。松崎馬場＝気仙沼間が廃線となる。同区間は気仙沼唐桑線（26号線）に移管される。
• 2010年4月：宮城県道鉄道全路線で駅位置見直し、線路付け替え、スイッチバック解消対策が行われる。この改革により駅の位置が開業時とは異なる位置になっている駅もある。

ダイヤ

旧道

• 幡谷＝国道竹谷間
• 幡谷＝国道竹谷間は開業時は現在とは異なった経路で、幡谷からそのまままっすぐ進んで直接川を渡っていました。
• 現在は全線廃線となっていますが、路線障害のため、代行バスは走っていません。

• 鹿島台木間塚＝南郷間
• この区間は２つの旧道が存在します。
• １つは開業時の経路で、陸前出町からほぼ直線的に鳴瀬南郷線（150号線）の南郷総合支所前までを結んでいました。
• 現在は廃線となり、荒廃がすさまじく、廃道と化しています。そのため、代行バスは走っていません。
• もう１つは現在の石巻鹿島台大衡線（16号線）、鳴瀬南郷線（150号線）の経路で走っていました。
• 現在はそれぞれの路線に移管されています。

• 南郷＝黄金迫間
• この区間も２つの旧道が存在します。
• １つは開業時の経路で、南郷から鳴瀬南郷線（150号線）、涌谷三本木線（152号線）の経路で桑木荒まで出て、桑木荒からまっすぐ突き当り、右に曲がり、涌谷田尻線（173号線）の涌谷柳町に出て、そこからそのまま江合川の橋を渡ってまっすぐ現路線に合流していました。
• 現在は南郷＝和多田沼間は鳴瀬南郷線（150号線）に、和多田沼＝桑木荒間は涌谷三本木線（152号線）に、涌谷柳町＝涌谷大橋間は涌谷田尻線（173号線）にそれぞれ移管され、桑木荒＝涌谷柳町間および涌谷大橋＝黄金迫間は廃線となり、線が撤去されて、代行バスが走っています。
• もう１つの旧道は南郷から現路線で国道涌谷に出て、国道涌谷から涌谷田尻線（173号線）の経路で涌谷大橋まで行き、そこからは上記と同じ経路で現路線に合流する経路でした。
• 現在は国道涌谷＝涌谷柳町＝涌谷大橋間は涌谷田尻線（173号線）に移管されています。

• 大崩＝小里間
• 大崩＝小里間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の１つ東側を走っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 佐沼錦＝東佐沼間
• 佐沼錦＝東佐沼間は開業時は現在とは異なった経路で、佐沼錦で北側に折れて現在の国道３９８号線に合流し、後は国道３９８号線の経路で現路線に合流していました。
• 現在は佐沼錦＝佐沼五日町間は廃線。佐沼五日町＝東佐沼間は国道３９８号線に移管されています。佐沼錦＝佐沼五日町間は線が撤去されて、代行バスが走っています。

• 米川口＝西上沢間
• 米川口＝西上沢間は開業時は現在とは異なった経路で、米川口から現在の国道４５６号線の経路で米川中嶋まで行き、米川中嶋から西上沢まではほぼ直線的に結んでいました。
• 現在は米川口＝米川中嶋間は国道４５６号線に、米川中嶋＝西上沢間は廃線となり、線が撤去されて、代行バスが走っています。

• 松崎馬場＝気仙沼間
• 国道４５号線の経路変更により、当路線に移管された区間です。
• 現在は全区間気仙沼唐桑線（26号線）に移管されています。

代行バス

• 涌谷小里線（桑木荒〜新町裏〜涌谷新町〜涌谷柳町〜元涌谷〜黄金迫〜大崩〜成沢〜小里）
• 佐沼線（佐沼〜佐沼錦〜佐沼五日町〜佐沼駅前〜佐沼西口）
• 米川線（東和寺内〜城ノ内〜東和〜米川口〜米川中嶋〜西上沢）

停留所一覧

本線

松島北インター支線

ロックタウン鹿島台支線

距離は本線「根廻」からの通算