国道２８６号線

路線概要

• 区間
• 根岸町〜茂庭〜川崎〜山形鉄砲町
• 仙台南インターへの連絡線
• 宮城川崎インターへの連絡線
• 笹谷インターへの連絡線
• 関沢インターへの連絡線
• 山形蔵王インターへの連絡線

• 複線区間（宮城県内）
• 茂庭小塚〜笹谷峠笹谷信号所

• 複々線以上の区間（宮城県内）
• 根岸町〜茂庭小塚

• 概要
• 仙台市太白区の根岸町より川崎町を経由して山形までを結ぶ路線で、宮城県道鉄道は宮城県内区間の駅の設置、列車の運行および山形鉄砲町〜笹谷峠間の列車（快速以上）の運行および各支線の保守を担当しています。
• 担当は仙台営業所です。

沿線風景

歴史

• 1920年頃：当路線が宮城県道鉄道仙臺山形線として開業する。
• 1954年12月：当路線が仙台川崎山形線（幹線3号線）と改称。
• 1963年頃：国道坪沼〜支倉川窪（現・川窪）間の経路が変わる。停留所の設置廃止は無し。
• 1970年頃：釜房ダム建設に伴い、支倉釜房（現・釜房）〜小野根岸（現・川崎小野）間の経路が変わる。釜房大橋停留所設置。小野萩ヶ袋（現・萩ヶ袋）、小野湯田河（現・湯田河）各停留所移設。川崎小野停留所廃止。小野根岸停留所を川崎小野と改称。
• 1970年4月：当路線が国道鉄道（国鉄）に移管され、国道２８６号線と改称される。
• 1973年11月：東北縦貫線東北仙台南停留所設置に伴い、仙台南インター支線（第一期）茂庭人来田（現・人来田）〜東北仙台南間が開業する。
• 1976年頃：鈎取バイパス支線陸前鹿野〜茂庭人来田（現・人来田）間が開業する。砂押南町、泉崎、富沢北口、西多賀、新西多賀（現・西多賀二丁目）、西多賀西口（現・西多賀五丁目）、新鈎取（現・国道鈎取）、新鈎取本町（現・国道鈎取本町）、仙南山田、山田竹の内（現・竹の内）、高舘熊野堂入口（現・ゆりが丘入口）、高舘熊野堂余方（現・高舘熊野堂）、仙台南インター各停留所設置。仙台南インター支線（第二期）仙台南インター〜東北仙台南間開業。仙台南インター支線（第一期）を本線と仙台南インター支線（第二期）に分割編入。
• 1981年4月：笹谷インター支線笹谷インター〜山形笹谷間開業。
• 1985年頃：碁石〜支倉滝の原（現・滝の原）間の経路が変わる。碁石停留所移設。今宿笹谷（現・笹谷）〜笹谷インター間の経路が変わる。停留所の設置廃止は無し。
• 1986年12月：小野湯田河（現・湯田河）〜前川堀切（現・川崎）間の経路が変わる。小野西口、小野大橋、国道川崎、川内北川原山（現・北川原山）、川内大橋各停留所設置。前川堀切停留所を（新）川崎に改称。小野湯田河〜（旧）川崎（現・川崎中央）間廃止。川崎小野、小野大久保、小野二本松、小野赤萩、川崎裏町各停留所廃止。（旧）川崎停留所を川崎中央に改称した上で川崎中央〜（新）川崎間を亘理大河原川崎線（幹線30号線）に移管。
• 1988年10月：宮城川崎インター支線川崎〜山形宮城川崎間開業
• 1991年7月：山形蔵王インター支線山形蔵王インター〜山形山形蔵王間開業。
• 1992年12月：鈎取バイパス支線が本線に編入され、陸前鹿野〜茂庭人来田（現・人来田）間の旧本線が廃止される。砂押町、砂押町南、西多賀一丁目、三神峯入口、西多賀三丁目、西多賀四丁目、鈎取一丁目、鈎取本町（現在は仙台南環状線（90号線）の停留所として存続）、山田上ノ台町、山田北前町、羽黒台口、山田本町、人来田発電所前各停留所廃止。
• 1993年頃：茂庭坂元〜茂庭原山（現・原山）間の経路が変わる。茂庭、茂庭上町各停留所設置。茂庭坂元〜生出中学校前間および生出橋〜茂庭原山間廃止。茂庭中ノ瀬停留所廃止。生出中学校前〜生出橋間は仙台村田線（幹線49号線）に移管。
• 1994年4月：国道鉄道（国鉄）の事業効率化に伴い、高速路線を除く全路線の駅設置、保安、および列車運行を各都道府県道鉄道に委譲。このことにより、当路線の根岸町＝笹谷峠間は宮城県道鉄道に移管。
• 1998年頃：茂庭小塚〜茂庭青木沢（現・青木沢）間の経路が変わる。茂庭小塚〜茂庭合ノ沢（現・合ノ沢）間を仙台山寺線（62号線）に移管。茂庭合ノ沢〜茂庭青木沢間廃止。停留所の設置廃止は無し。
• 1998年4月：都府県をまたぐ快速列車などの運行を各都道府県鉄道が共同で運行することになり、山形鉄砲町＝笹谷峠間の快速以上の列車の運行を山形県道鉄道と共同で運行するようになる。
• 2000年頃：今宿前坂（現・前坂）〜今宿西古関（現・西古関）間の経路が変わる。今宿古関（現・古関）停留所移設。
• 2008年4月：根岸町〜陸前鹿野間開業。長町（現・長町三丁目南）〜陸前鹿野間廃止。長町四丁目、長町五丁目、長町八丁目（現在は仙台館腰線（258号線）の路線として存続）、鹿野二丁目各停留所廃止。仙台門前町、仙台第三女子高前、鹿野公園前、長町中学校前各停留所設置。
• 2010年4月：宮城県道鉄道全路線で駅位置見直し、線路付け替え、スイッチバック解消対策が行われる。この改革により駅の位置が開業時とは異なる位置になっている駅もある。

ダイヤ

旧道

• 長町三丁目南＝陸前鹿野間
• 開業時は現在と異なり、現在の根岸町〜陸前鹿野間は当路線に含まれず、長町三丁目南＝陸前鹿野が当路線に含まれていました。経路的には長町三丁目南と陸前鹿野間をほぼ直線的に結ぶものでした。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 陸前鹿野＝人来田間
• 陸前鹿野＝人来田間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の１つ北側の名取川北岸沿いを通っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 茂庭坂元＝原山間
• 茂庭坂元＝原山間は開業時は現在とは異なった経路で、茂庭坂元から左側に折れて名取川に近い場所を通っていました。
• 現在は生出中学校前＝生出橋間は仙台村田線（31号線）に移管され、茂庭坂元＝生出中学校前間および生出橋＝原山間は廃線となり、代わりに代行バスが走っています。

• 茂庭小塚＝青木沢間
• 茂庭小塚＝青木沢間は開業時は現在とは異なった経路で、茂庭小塚＝合ノ沢間は現在の仙台山寺線（62号線）の経路で、合ノ沢＝青木沢間は両者をほぼ直線的に結ぶ経路でした。
• 現在は茂庭小塚＝合ノ沢間は仙台山寺線（62号線）に移管となり、合ノ沢＝青木沢間は線が撤去されて廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 国道坪沼＝支倉台入口間
• 国道坪沼＝支倉台入口間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線のように碁石川を渡る経路ではありませんでした。
• 現在は全線廃線となっていますが、路線障害のため、代行バスは走っていません。

• 碁石＝滝の原間
• 碁石＝滝の原間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線より１つ南側を走っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代行バスは走っていませんが、川崎町のバスが走っています。

• 釜房＝川崎小野間
• 釜房＝川崎小野間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線より１つ南の釜房湖や釜房ダムの中を通っていました。
• 現在は釜房湖の下に沈んで全線廃線となっており、代行バスも走っていません。

• 湯田河＝川崎間
• 湯田河＝川崎間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線より１つ南側を走っていました。
• 現在は湯田河＝川崎中央間は廃線となっており、川崎中央＝川崎間は亘理大河原川崎線（14号線）に移管されています。湯田河＝川崎中央間は線が撤去されて代行バスが走っています。

• 前坂＝西古関間
• 前坂＝西古関間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の１つ南側を通っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 笹谷＝笹谷インター間
• 笹谷＝笹谷インター間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の１つ南側を通っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

代行バス

• 秋保線（長町〜長町三丁目南〜長町八丁目〜陸前鹿野〜砂押町〜西多賀一丁目〜人来田〜茂庭坂元〜生出中学校前〜生出橋〜原山〜茂庭小塚〜青木沢〜合ノ沢〜秋保温泉口→青木→湯向保育所前→湯向北→秋保温泉口〜秋保温泉中央〜秋保温泉南口）
• 川崎小野線（川崎中央〜川崎裏町〜小野赤萩〜川崎小野）
• 笹谷線（野上〜旧道古関〜西古関〜笹谷〜笹谷インター）

停留所一覧

本線

駅名	距離	接続路線	市町村
根岸町	0.0	国道４号線仙台旧線、仙台岩沼線（39号線）*1、仙台山寺線（62号線）*2、仙台館腰線（258号線）*3	宮城県仙台市太白区
仙台門前町	0.6
仙台第三女子高前	0.9
鹿野公園前	1.2
長町中学校前	1.5	仙台館腰線（258号線）
陸前鹿野	1.8
砂押南町	2.2
泉崎	2.6
富沢北口	2.8
西多賀	3.2
西多賀二丁目	3.6
西多賀五丁目	4.1
国道鈎取	4.8	仙台南環状線（90号線）
国道鈎取本町	5.3
仙南山田	5.6	仙台南インター線（53号線）
竹の内	5.8
ゆりが丘入口	6.2		宮城県名取市
高舘熊野堂	6.7
相互台入口	7.3
仙台南インター	8.0	国道２８６号線仙台南インター支線	宮城県仙台市太白区
人来田	8.6
茂庭浄水場口	9.0
茂庭坂元	9.7
茂庭	10.2	仙台村田線（31号線）
茂庭上町	10.6
原山	11.2
馬尾坂	12.1
茂庭小塚	12.8	仙台山寺線（62号線）
青木沢	13.9
南赤石	14.4
国道坪沼	14.7
支倉台入口	16.7		宮城県柴田郡川崎町
川窪	17.0
碁石小学校口	17.5
碁石	18.0	碁石富岡線（119号線）
滝の原	19.1
釜房	20.0
釜房大橋	20.5
萩ヶ袋	21.3
湯田河	22.5
川崎小野	23.5
小野大久保	23.8
小野西口	24.7
小野大橋	25.1
国道川崎	25.9	国道４５７号線、蔵王川崎線（47号線）、秋保温泉川崎線（160号線）
北川原山	26.3
川内大橋	26.9
川崎	27.5	国道２８６号線宮城川崎インター支線、亘理大河原川崎線（14号線）、蔵王川崎線（47号線）*4、秋保温泉川崎線（160号線）*5
立野東原	27.8
立野北原	28.2
今宿大柳	28.7
アレフ前	29.1
銀杏の木	29.5
今宿	29.9	国道４５７号線
野上	30.5
野上中央	30.7
野上かみ	30.9
花立	31.4
ししなご	32.1
前坂	32.5
古関	33.1
西古関	33.9
奥古関	34.6
名乗	35.4
古関パーキング	35.9
今宿日向	36.9
今宿原	37.7
笹谷キャンプ場前	38.2
セントメリースキー場前	38.9
笹谷	39.8
笹谷インター	40.3	国道２８６号線笹谷インター支線
笹谷峠笹谷信号所	42.0	（これより宮城県区間は単線）
笹谷峠	47.5
山形関沢	52.7	国道２８６号線関沢インター支線経由で国鉄酒田線	山形県山形市
坊原	59.0	山形県道鉄道宝沢坊原線（272号線）
山形蔵王インター	60.6	国道２８６号線山形蔵王インター支線
東山形	61.1	山形県道鉄道妙見寺西蔵王公園線（167号線）
羽前松波	61.6	山形県道鉄道十日町山形線（267号線）
羽前松山	63.0	国道４８号線
山形鉄砲町	64.8	国道１１２号線、国道３４８号線

仙台南インター支線

駅名	距離	接続路線	市町村
仙台南インター	0.0	国道２８６号線本線	宮城県仙台市太白区
東北仙台南	0.5	国鉄東北縦貫線、仙台南インター線（53号線）

宮城川崎インター支線

駅名	距離	接続路線	市町村
川崎	0.0	国道２８６号線本線、国道４５７号線、亘理大河原川崎線（14号線）、蔵王川崎線（47号線）*6	宮城県柴田郡川崎町
山形宮城川崎	0.9	国鉄酒田線

笹谷インター支線

駅名	距離	接続路線	市町村
笹谷インター	0.0	国道２８６号線本線	宮城県柴田郡川崎町
山形笹谷	0.5	国鉄酒田線

山形蔵王インター支線

駅名	距離	接続路線	市町村
山形蔵王インター	0.0	国道２８６号線本線	山形県山形市
山形山形蔵王	0.8	国鉄酒田線

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