国道１０８号線

路線概要

• 区間
• 丸井戸〜前谷地〜国道涌谷〜小牛田山の神〜古川〜岩出山総合支所口〜鳴子温泉口〜鬼首〜雄勝〜鳥海〜矢島〜国道本荘
• 国道４号線への連絡線

• 複線区間（宮城県内）
• 丸井戸〜古川諏訪、古川新田〜鬼首峠口、上古川支線、古川若葉町〜上古川（古川一迫線）

• 複々線以上の区間（宮城県内）
• 古川諏訪〜古川新田

• 概要
• 石巻市の丸井戸より涌谷町、大崎市、秋田県湯沢市を経由して秋田県由利本荘市までを結ぶ路線で、宮城県道鉄道は宮城県内区間の駅の設置、列車の運行および鬼首峠口〜国道本荘間の列車（快速以上）の運行を担当しています。
• 担当は石巻営業所です。

沿線風景

歴史

• 1920年頃：宮城県道鉄道の以下の路線として開業。
• 石巻涌谷線（石巻〜涌谷間）
• 涌谷古川線（涌谷〜古川間）
• 古川岩出山線（古川〜岩出山間）
• 仙臺秋田線の一部（岩出山〜雄勝間）

• 1936年頃：路線名が五號線となる。
• 1953年5月：当路線の蛇田丸井戸（現・丸井戸）〜車湯（現・鳴子温泉口）間が国道１０８号線石巻酒田線に、車湯（現・鳴子温泉口）〜雄勝間が国道１０９号線横手古川線にそれぞれ指定される。
• 1958年頃：国道１０９号線横手古川線の軍沢〜秋ノ宮間の経路が変わる。国道鬼首岡台（現・国道岡台）、鬼首大森平（現・大森平）、片倉沢、勘七沢、鬼首峠、白水沢、赤倉沢各停留所設置および移設。
• 1963年4月：国鉄の路線再編により、国道１０８号線蛇田丸井戸（現・丸井戸）〜車湯（現・鳴子温泉口）間および国道１０９号線車湯〜雄勝間の名前が国道１０８号線石巻横手線になる。
• 1967年頃：古川北町〜新古川（現・上古川）間が開業。それと同時に古川三日町〜新古川間廃止。古川中学校口、諏訪公園口各停留所廃止。古川前田（現・古川前田町）、千手寺町、古川諏訪、諏訪北（現・諏訪三丁目）各停留所設置。
• 1970年4月：当路線の名前が国道１０８号線になる。
• 1974年頃：国道４号線の路線変更に伴い、古川北町〜新古川（現・上古川）間を国道４７号線から移管。-1976年頃：岩出山口〜岩出山北口間の経路が変わる。岩出山口〜通丁間を岩出山吉岡線（幹線12号線）に、岩出山下町〜岩出山北口間を岩出山宮崎線（地方219号線）にそれぞれ移管。通丁〜岩出山下町間廃止。岩出山柳町停留所廃止。岩出山役場口（現・岩出山総合支所口）、上野目南口、国道上野目、要害口各停留所設置。
• 1976年12月：国鉄東北縦貫線東北古川停留所設置に伴い、古川インター支線東北古川〜古川インター間開業。
• 1985年頃：川渡西口〜川渡大橋間の経路が変わる。築沢口（現・りんどう苑前）、川渡小学校前、川渡温泉前各停留所廃止。名生定石ノ梅（現・石ノ梅）停留所設置。なお、川渡西口〜川渡小学校前間は現在は鳴子小野田線（267号線）として復活している。
• 1990年頃：古川駅前（現・古川）〜古川北町間の経路が変わる。古川駅前〜古川十日町間は古川松山線（幹線50号線）に、古川十日町〜古川北町間は古川佐沼線（幹線5号線）にそれぞれ移管。古川駅前大通、古川東町各停留所設置。
• 1992年11月：涌谷南口〜一本柳間の経路が変わる。国道涌谷、田町裏、桑木荒、新後藤江各停留所設置。涌谷南口〜長柄町間および涌谷柳町〜一本柳間廃止。南砂田、砂田、長柄町東、涌谷本町、涌谷新町、涌谷中央公園入口、西涌谷、蔵人沖名、新丁頭口各停留所廃止。長柄町〜涌谷柳町間は涌谷田尻線（地方125号線）に移管。
• 1994年4月：国道鉄道（国鉄）の事業効率化に伴い、高速路線を除く全路線の駅設置、保安、および列車運行を各都道府県道鉄道に委譲。このことにより、当路線の丸井戸＝鬼首峠口間は宮城県道鉄道に移管。鬼首峠口駅設置。
• 1996年8月：小牛田バイパス支線小牛田山の神〜北浦横埣口（現・横埣口）間開業。小牛田小学校前、小牛田中学校口、米谷浦各停留所設置。鬼首大森平（現・大森平）〜秋ノ宮間の経路が変わる。片倉沢停留所移設。鬼首丸森、鬼首峠口各停留所設置。勘七沢、鬼首峠、白水沢、赤倉沢各停留所廃止。
• 1998年4月：都府県をまたぐ快速列車などの運行を各都道府県鉄道が共同で運行することになり、鬼首峠口＝国道本荘間の快速以上の列車の運行を秋田県道鉄道と共同で運行するようになる。
• 2000年頃：馬場温泉〜東鳴子温泉間の経路が変わる。中野温泉、陸前赤湯各停留所移設。田中温泉停留所廃止。
• 2001年8月：小牛田バイパス支線南小牛田〜小牛田山の神間開業。南小牛田仁口（現・仁口）停留所設置。小牛田バイパス支線が本線に編入され、旧線南小牛田〜牛飼間および遠田橋〜北浦横埣口（現・横埣口）間廃止。南小牛田石神、南小牛田仁、南小牛田西口、北浦横埣各停留所廃止。牛飼〜遠田橋間は鹿島台高清水線（19号線）に移管。
• 2004年頃：国道４７号線川渡バイパス線として陸前中道〜川渡大橋間開業。川渡駅口、川渡東口各停留所設置。
• 2006年頃：国道４７号線川渡バイパス線が当路線の本線に編入。これにより、旧線の陸前中道〜川渡大橋間が廃止。陸前中道〜川渡温泉駅前間は大崎市に譲渡。川渡停車場線（169号線）の運行のため、大崎市が運行のみを宮城県道鉄道に委託し、管理することとなる。
• 2010年4月：宮城県道鉄道全路線で駅位置見直し、線路付け替え、スイッチバック解消対策が行われる。この改革により駅の位置が開業時とは異なる位置になっている駅もある。
• 2010年11月：古川駅前を古川に改称。同時に国道４号線などの古川を国道古川に改称。これにより、古川を起終点としていた列車の運行範囲が変更となる。

旧道

• 涌谷南口＝一本柳間
• 涌谷南口＝一本柳間は開業時は現在とは異なった経路で、涌谷南口からそのまま直進し、涌谷田尻線（173号線）にぶつかったところで右に折れ、突き当りを左に折れて一本柳へとまっすぐ接続する経路でした。
• 現在は涌谷南口＝長柄町間および涌谷柳町＝一本柳間は廃線。長柄町＝涌谷柳町間は涌谷田尻線（173号線）に、移管。涌谷南口＝長柄町間および涌谷柳町＝一本柳間は線が撤去されて代わりに代行バスが走っています。

• 南小牛田＝横埣口間
• 南小牛田＝横埣口間は開業時は現在とは異なった経路で、南小牛田から北西へ折れ、鹿島台高清水線（19号線）に突き当たって右に折れ、そのまま直進し、横埣口へとまっすぐ接続する経路でした。
• 現在は南小牛田＝牛飼間および遠田橋＝横埣口間は廃線。牛飼＝遠田橋間は鹿島台高清水線（19号線）に移管。南小牛田＝牛飼間および遠田橋＝横埣口間は線が撤去されて代わりに代行バスが走っています。

• 古川＝古川北町間
• 古川＝古川北町間は開業時は現在とは異なった経路で、現在の古川松山線（32号線）および古川佐沼線（1号線）の経路でした。
• 現在は古川＝古川十日町間は古川松山線（32号線）に、古川十日町＝古川北町間は古川佐沼線（1号線）にそれぞれ移管されています。

• 岩出山口＝岩出山北口間
• 岩出山口＝岩出山北口間は開業時は現在とは異なった経路で、岩出山口から陸羽東線を渡り、そのまま国道４５７号線に合流し、国道４５７号線が左に折れるところをそのまま直進し、やがて岩出山宮崎線（226号線）に合流、そのまま岩出山北口に出ていました。
• 現在は岩出山口＝上中江間および通丁＝岩出山下町間は廃線。上中江＝通丁間は国道４５７号線に、岩出山下町＝岩出山北口間は岩出山宮崎線（226号線）にそれぞれ移管。岩出山口＝上中江間および通丁＝岩出山下町間は線が撤去されて代わりに代行バスが走っています。

• 陸前中道＝川渡西口間
• 陸前中道＝川渡西口間は開業時は現在とは異なった経路で、それぞれの起終点で現路線は左に曲がるが、そこを曲がらずにまっすぐ道なりに進んだ経路を通っていました。
• 現在は陸前中道＝川渡小学校前間は廃線。川渡小学校前＝川渡西口間は鳴子小野田線（267号線）に移管。陸前中道＝川渡小学校前間は線が撤去されていて、代行バスが走っています。また、川渡街道〜川渡大橋間は川渡停車場線（169号線）の車両も走っています。

• 馬場温泉＝東鳴子温泉間
• 馬場温泉＝東鳴子温泉間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線より１つ西側を走っていました。
• 現在は全線廃線となっており、代わりに代行バスが走っています。

• 大森平＝秋ノ宮間
• 大森平＝秋ノ宮間は開業時は現在とは異なった経路で、現路線の１つ東側を通っていました。
• 現在は全線廃止となっていますが、路線障害のため、代行バスは走っていません。

代行バス

• 涌谷前谷地線（前谷地駅〜前谷地〜花勝山〜砂田〜長柄町〜涌谷柳町〜涌谷駅）
• 涌谷北浦線（涌谷駅〜涌谷柳町〜涌谷本町〜涌谷新町〜西涌谷〜一本柳〜南小牛田〜仁〜牛飼〜遠田橋〜横埣〜横埣口〜北浦駅）
• 下野目線（岩出山駅〜浦小路〜岩出山下町〜通丁〜新橋住宅〜岩出山口）
• 川渡線（鳴子〜鳴子温泉口〜東鳴子温泉〜田中温泉〜馬場温泉〜川渡西口〜川渡小学校前〜川渡大橋〜川渡街道〜陸前中道）

停留所一覧

本線

上古川支線

古川若葉町支線